当協会代表・関根コウは、これまでさまざまな場で
求人広告の考え方や改善方法について発信してきました。
その中から、採用に役立つ実践的なノウハウをシリーズでお届けしていきます。今回は「コストゼロでできる!今すぐ試せる求人術」です。
全4回にわたってお届けします。まずは第1回「他社より給与が低くても応募が殺到する、4つの軸の法則」。
応募のきっかけを、給与以外にもつくることが大切です。
そのために必要な4つの軸について、分かりやすく解説します。
想像してみてください。
もしあなたが、今日はじめてこのコラムで存在を知った私から、急に1万円を見せられて、「このお金で1時間働きませんか?」と言われたら……。
おそらく、あなたは「え?なに? 誰?怪しいんですけど」と訝しむと思います。
たとえ魅力的な報酬だったとしても、びっくりしますよね。
あなたの会社の求人広告もこれと同じ状態になっているかもしれません。
人は給与だけでは転職を決意しません。
人の働く動機付けは、給与や待遇以外にもたくさんあり、その一つ一つの魅力を丁寧に伝えていくことが、採用成功への糸口となります。
応募が集まらないと嘆く企業の求人広告のほとんどが、給与や待遇といった仕事の条件だけを提示して、そのほかの情報が不足しています。
「給与や待遇さえきちんと明示していれば、応募者は集まるだろう」という思い込みは危険です。
毎年、最低賃金は上がり続け、多くの業種・業界で他社と給与面での差別化が難しい時代に突入しています。
さほど変わらない給与や待遇が乱立する求人広告の中から、御社に応募する「きっかけ」を給与以外に作ってあげる必要があります。
そのために、ぜひ意識していただきたいのが、次の「求人広告に盛り込む4つの軸」です。

「人が働く動機付け」は大きく分けて上記4つに分類されます。
〈給与や条件軸〉以外にも3つの軸が存在します。
例えば、〈職場軸〉では「どんな上司や先輩が働いているのか」「普段どんな雰囲気で皆が働いているのか」を具体的に求人広告に書いてみてください。
4つの軸すべてに触れることで、情報量も4倍となり応募のきっかけも4倍に増えます。
一つでも多くの「志望動機」を提供することで、実際、私がコンサルさせていただいている顧客先は、待遇や給与などの条件が競合他社より負けているにもかかわらず、エリアナンバーワンの応募数を獲得している企業がいくつもあります。
「当社を志望した理由はなんですか?」を、企業側が用意して求人広告を通じて伝えていくことが、これからの採用には必要です。
(第2回へ続く)